CONCEPT
建坪を12坪と決め、必要十分でありながら、開放的で、楽しい住宅の計画。
「畳・茶の間 の良さを活かす家」
シンプルで広がりの感じられる立体的な空間
シンプルだからこそ多用途に使える空間
立体的だから楽しい空間
畳は、場所を選ばずくつろげる良さがある
畳が敷かれた「茶の間」は、生活の中心として
食事・団欒・就寝・行事など様々な用途に、臨機応変に変化する
今回、その「畳」と「茶の間」の良さを
現代の小さな住宅空間でよみがえらせ
新しい楽しさを創り出そうと試みた日本家屋はフスマで仕切られた空間が、平面的に繋がっていくのが特徴である
吹き抜けやロフトのあるリビングと言えば、たいてい洋風な空間だが
それを畳の空間にしようというわけだ
ロフトも畳にすれば、もっと用途が広がる
ロフトから茶の間を見下ろせば
家全体に畳が敷かれているように、見えるかもしれない
家全体が「茶の間」なのだ
上から下まで、どこでくつろごうと自由
何処で寝ころんでも、しゃがみ込んでも自由
ロフトでご飯を食べたって構わない
そんな自由と開放感
それぞれの空間は、こじんまりと居心地がいい
でも、視覚的に繋がった空間は結構広くて開放感がある
そんな居心地の良いスケール感と、空間の広がりを目指した
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